落ちない牡蠣

トンガ海底火山による津波の影響を受けた鳥羽浦村の牡蠣。
ニュースで報じられて現地の被害状況は伝わってきたけれど、勘違いしてはいけないのは「浦村の牡蠣」がなくなったわけではないということ。

1/17に丘漁師組合水谷のfacebookから、養殖牡蠣イカダから落ちなかった牡蠣の状況を発信し、多くの皆様にご注文と応援シェア頂きました。

皆さま丘漁師マインドで動いて下さりありがとうございました。

浦村で牡蠣は食べられる。

そのことを伝えたくて動いた流れでしたが、メディア側にいる新聞記者さんも同じような葛藤をいだいていたようです。

今回、「落ちない牡蠣」を記事化してくれた記者さんの個人投稿も添えます。


(以下記者の投稿↓)
”カキ養殖が盛んな三重県鳥羽市浦村が、潮位上昇による被害を受けました。
こんなことがあると、メディアは飛びつきます。「いかだは何台流されたんですか?」「今年のカキ出荷に影響は?」――などなど。
基本的にメディアとしては、流されたいかだの台数が多いほうが「価値」がある。落ちたカキが多いほうが「価値」がある。今年の出荷できないほうが「価値」がある。
価値・・・。うんざりですね。笑
ありのままを伝えることはもちろん大事。でも、それってそこに住む人にとって本当に必要なニュースなのか。被害を変にあおってないか。誰にとって幸せなニュースなのか。
メディア側の人間ではありますが、こんなことを考えながら取材しました。浦村にカキはあります。もっとポジティブなことを「ニュース」として捉える文化が、メディアのなかでも増えて欲しいな”

記事:https://www.asahi.com/articles/ASQ1N6VR8Q1MONFB00R.html?iref=pc_ss_date_article

「いま自分が出来ることは何だろう」

トンガ海底火山による津波の影響で、被害を受けた三重県鳥羽市の牡蠣。
情報がスピーディに共有されたことで、多業種の連携プレーが起きています。

丘漁師組合、海洋プラゴミアーティスト、観光商社etc…
それぞれのフィールドで起こす小さなアクションでした。

(ほんの一部ですが)まずは私から視えている動きを纏めました。

記事:鳥羽浦村の有事に機能した共同体。ちっぽけな私から視えたほんの一部を伝えたいと思った。
https://otonamie.jp/?p=82172

特に私は、社会との関係性づくりを行うパブリックリレーションズ(PR)が本業。
組織があらゆるステークホルダーと相互理解をすすめる重要性を再認識しました。

そして連携先であるマスメディア各社の方々が抱える葛藤と想いも切実に感じる機会にもなり、情報の繋ぎ方への反省も多かった。
(象徴的だったのは、記事内にも入れた朝日新聞 大瀧記者のコメント)

現地の方々、大変な状況下で関わらせて頂きありがとうございます(今日は雨も降っているから復旧作業が大変だろうな。。)

皆様、鳥羽浦村の美味しいカキはあります。

今一番美味しいシーズン!!
ぜひ浦村のカキ召し上がってください。