KISSジーン・シモンズのミー・インク

映画・本

KISSジーン・シモンズのミー・インク

バンドのKISSのベーシスト ジーン・シモンズによる経営者への本。
バンドの中でベーシストがドラマーと同じぐらい目立たない存在なのが普通なのに、ボーカル以上に目立つ存在のジーン・シモンズ。

火を噴いたり、血を吐いたり、長い舌をベロベロさせて斧の形のベースを弾きゴジラのようなブーツでステージを闊歩する姿は他に同じキャラクターが世の中に存在しない独特な世界。

バンドは沢山世の中にいるけどベーシストで目立っている人で思い浮かぶ人って、レッチリのフリー、ビートルズのポール、RUSHのゲディ・リー、モーターヘッドのレミー、ザ・セックス・ピストルズのシド・ヴィシャス、YMOの細野晴臣、Mr.Bigのビリー・シーン・・・

でもこのミーインクを読むと売れる為に非常に研究してKISSを作り上げていった努力のたまものなんだと感心します。

ステージ上の ハチャメチャしているジーン・シモンズでこの本では「シラフ」でいろと。ドラッグも酒も煙草もダメだと。えっ?!と思う真面目な話。

企業家ならタバコを吸うなんて、自制心がなく知性の無い人だときっぱりと言い放つ。

女性に関してもハチャメチャかと思ったらすごく慎重。離婚すると財産をなくすからって同棲生活28年を経てやっと結婚。子供も沢山作るとダメだといってます。

スティーブ・ジョブズの話が出てきたり、今成功している多くの社長は会社を倒産させたり大失敗いた経験の上で今の成功があるといってます。

ジーン・シモンズは元々イスラエルで生まれたユダヤ人。アメリカに渡ってきたときには英語も話せず苦労して自分の生活費を小さい頃から稼いでいたようです。

映画「デトロイト・ロック・シティ」のことが書いてあったので見てみましたが、これもなかなか面白い映画でした。

KISSの事は時代的にまだ洋楽が好きになっていない頃でしたのでよくはしりませんが、今では日本のアイドルとコラボしたCMに出たりとか継続的に活躍しているので幾つまで悪魔の使者を現役で頑張るのか楽しみです。

斧のベースが杖代わりになっても火を噴いてくれることを期待したいなと。

 

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