生きものたちの秘められた性生活

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生きものたちの秘められた性生活
生きものたちの秘められた性生活

この本めちゃ面白く興味深い内容の本でした。

生物は子孫繁栄が目的で生まれて死んでいく。
その子孫を作る行為がどの生き物も同じと思っていたらどうも相当違うという話。

内容は真面目な話ですが、ユーモアのある語り方で書かれているので読みやすいです。文字ばかりで絵や写真がないので、名前をネットで検索しながらこんな生き物の話なのかと確認しないといけないのは面倒でした。

トンボのオスは前のライバルがメスに残した精子をかき出すようにブラシ状になってる。

ヒルガタワムシ4000万年間セックスレス。生殖行為を一切しない、構造上無性生殖しかできない。

ホタルには、メスより街灯の黄色いライトに群がってしまって繁殖できなくなっているとか。

フラミンゴはピンクで綺麗だけど中に一部同性カップルがいるそうな。

衝撃的だったのがカモ。カモのオスの勃起は、はじめから終わりまで3分の1秒以下。形も特殊でらせん状になっている。またメスの方がまたすごい進化をしているのですが、気に入らない相手が秒速で突撃してきてもこのらせんが逆向きになっているので入らない構造になっているとか。気に入ったオスの時だけ正しい向きのらせんになると。

これ以外にもいろんな生物の性生活の話が書いてあり興味深いです。

この本には書いてないのですが、熱帯魚の闘魚のベタのカップルの産卵シーンを見たときは驚きました。オスの熱烈な抱擁でメスがうっとりして溺死したように水底に沈んでいく姿には初めて見たときメロメロになってるな〜と驚きました。

タブー視されるような話かもしれませんが、いろんないとなみ方は子孫繁栄の進化が多岐に渡っているのがわかり勉強になりました。

 

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