鈴鹿山脈の御在所制覇
またまた走って来ました。今回は三重県北勢地域で有名な温泉街である湯の山の御在所。いつも自転車ではよく鈴鹿スカイラインを登ってるんですが、今回は最近はまってるトレイルランで登山道を走ってきました。と言ってもほとんど走れませんでしたが。
丁度ロープーウエイ乗り場の前で旅館友達が祭りの準備で松明を作ってました。そこで事前にコースを聞いてみる。表登山道が景色がいいからこちらを登るように勧められましたが、行きと帰りでコースを変えるので、行きは裏登山道で、帰りに景色を楽しむ予定で表登山道。これが私の悲劇の始まりであった。
祭りのポスターとスタート地点。あの先まで登れるのか?
まずは1合目。石の階段で順調にスタート。
途中赤のペンキで親切にルート案内をしてくれてるので助かります。
こんな感じで他にもたくさんハイカーや私と同じような格好のトレイルランナーがたくさんいました。
桑名には七里の渡しがありますが、ここは七の渡し。
途中こんな崩壊現場がたくさん。数年前の豪雨の被害でまだ爪痕がひどいです。
山小屋到着。ここでちょっと一休み。既に雲が出だして雨が心配な雰囲気。
またもやいいものを見つけた。またここで水を頂き休憩。雨がだんだん強くなりだした。
この看板を見てビビる。
看板の先にはこんな絶壁の岩山が。これは無理です。
だんだん標高が高くなり四日市の町が一望できてきれいです。山から見るちっちゃな人間の活動を上から眺めるのは気持ちいいです。
そんなこんなで6合目。まだまだ6合目。
だんだんきついぞ!7合目。
いつの間にか9合目!頂上目前。
雨でガスってて前がよく見えません。きれいなグリーンに見えますが、ここを歩くと何やら黒いコロコロしたものがばらまかれてる。湯の山の鹿が落とした忘れ物だ!
なんとか頂上到着!
そして岩から望む琵琶湖?雨で見えません。その前に風と雨で怖くて近づけません。
少し休憩をして下りコースに。景色がいいといわれる表登山道を探す。入り口がロープが張ってあったけど、一般の人が間違えて入るといけないからだろうとクグって入って下山スタート!花崗岩?の表面が雨で滑りやすく何度も転びそうに。木に捕まると腐ってることもしょっちゅう。
こんな状態でなんか怪しい・・・。
と思ったら、ここから本当に通行止めとの表示が。ここもまさか?と思ってくぐり抜けて先に行ってみる。その先に見た風景は本当に先がない状態に。
この崖の一番上に私は出てしまったんです。当然そこからの迂回路はなし。先ほど降りた長い道のりを頂上あで登って引き返す気力もなく悩む。結局この絶壁を素手で降りることに。行きに見たロッククライミングでの死亡事故の看板が私の名前に書き換えられて貼付けられるのか?なんて想像しながら、はたまたミッションインポシブルのオープニングシーンのようなかっこ良くロッククライミングできるのか?
実際は足ががたがた震えながら慎重に慎重に足下を確認して、全身の筋肉を集中してゆっくり降りてきました。こんな時のためにロッククライミングの練習もした方がよかったと反省。もしもの時に最終的には自分で対処できる体力を作っておかないといけないと。
自分がこんな所を降りてきたのもビックリですが現場の人はこん亜崖っぷちで作業している姿にもっと怖いのではと思いました。
ここからは登山道ではなく、鈴鹿スカイラインをただただ降りて帰りました。
これが今回の私のコース。iPhoneで撮影するとGPSで位置がばっちりわかるので非常に便利。ちなみにスタート地点に戻るとまだ旅館の友達が祭りの準備中。今回の事を話すと、歩けなかったと知らないようです。また、御在所を制覇したのなら鈴鹿セブンマウンテンを制覇したらと。こんなに有名な山でこんな状態なのに、他も大丈夫なのか?こんな危険な目にあっても制覇したくなって、最近山男化しています。