ゴミが宝に
今日は中小企業家同友会のグループ会で、メンバーの会社を訪問。
昨今の資源の高騰と環境問題で今までゴミだった物が大変高価で取引されてます。
そんな現在ですが、株式会社カネマツ産業さん http://
は20年も前から現場から出てくる配線の端材がゴミとして処分されておりました物を、
再度資源として再利用する会社です。
特殊な機械を用いて配線を細かく粉砕し、銅線・ビニール等に分別しすべてリサイクル
するシステムになっているようです。銅線に使われる銅は電気抵抗を少なくする為に非常に
高純度な材料でできているようです。それを昔はゴミとして捨てていたのを今では
お金をもらって配線の端材を引取ってもらうようです。
桑名の会社ですが東海地区はもちろん関西方面にも営業所があり、広範囲で
廃電線を引取っているそうです。
1立方ぐらいの大きな袋に入った1トンの銅のチップで、ちょっと前は高い時で100万円で
売れてたそうです。(現在は値段が下がってきたそうですが。)
先日もナショナルグラフィックと言う科学雑誌を読んだときショッキングだったのが、
アフリカの原住民が同じように銅線から銅を取りさすことをやっているそうです。
それも普段食事で使うフライパンに銅線を入れて焼いて溶かすそうです。
作業が終わったらそのフライパンで自分の食べる食事にも使ってると。
おそろしい・・・
中国の奥地も同じように銅線を村中で燃やしているので、相当な空気の汚染を
撒き散らしているそうです。
開発途上国にそういったことをさせないように、是非安価に高純度な循環型社会に
なってもらえるようがんばってほしい企業さんでした。