だいぶ前にYoutubeでテオ・ヤンセンの動画を見て凄く衝撃を受けたのを覚えてます。
まるで生きた動物が海岸を歩くが如く動く姿はどうなってるんだろうと不思議でした。機械設計をやってた私からすると動く機械には必ずベアリングやタイヤや複雑な機構を組み込まないといけないのにこれには骨組みだけでいっさいそのようなものが見当たらない。動力源は空気だから驚きます。
「21世紀のレオナルド・ダ・ビンチ」と称されるオランダ出身のアーティスト、テオ・ヤンセンの風で動くアート作品「ストランドビースト」が三重の津で実物を見れるというので本日(7月15日)からの開催というので見に行ってきました!
三重県立美術館到着。子供のリコーダーの発表会で来たとき以来。美術館鑑賞としてきたのははじめて。
会場に入る前にでーーーん!と鎮座。その大きさに圧倒されます。廃材のプラスティック・チューブを複雑に組み合わて作られた骨格にビックリ。
スケジュールでは明日テオ・ヤンセンさん本人によるスペシャルトークだったのに公開初日の今日もなんとスペシャルトークを聞けました。ご本人がストランドビーストを実際手で動かしながら解説してくれました。もちろん同時通訳があったので助かりました。
日本の美術館で珍しく写真撮影OK!おまけに展示物に触っていいものもあり、どうしてこの動きになるんだろうと不思議なものを動かしてもやっぱり理解に苦しむ。
会場には解説がないので売店で本を買って仕組みの研究を後日して行きます。
テオ・ヤンセン氏の設計思想は車やバイク等と全く違い、生き物からヒントを得たような作り。非常にシンプルでありながらしなやかな動きでまるでそれが実際生きているのでは?と思う動作に感動。
年表でも進化していく過程がまとめられてますが、そのうち風の力で空を飛ぶものまで進化しそうな勢いを感じるテオ・ヤンセン氏の今後の作品に期待します。
この展示会は東海・関西圏で初めての個展。丁度夏休み期間中と重なるので理系を目指すお子様にも是非見て欲しいですね。
テオ・ヤンセン展
2017年7月15日(土)~9月18日(月・祝) |
会場 三重県立美術館(津市大谷町11) |
お問い合わせ 三重県立美術館 〒514-0007 津市大谷町11 |
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