三重県産小麦を使った堀製麺の工場見学に行ってきました。
三重県とうどんとあまり繋がりがなさそうですが、去年の伊勢神宮の遷宮で伊勢うどんがにわかに脚光を浴びる様になって来て出荷量がだいぶ増えたそうです。
小麦はあやひかりという品種を使い、ゆでる時間は通常で25分以上、本場だと60分も伊勢うどんはゆでるそうです。お伊勢参りにいらっしゃる参拝者に出すうどんとして地元で進化して行ったようです。汁がなく出汁のきいたたまり醤油をかけるから美味しいそうです。すぐ食べれるから昔のファーストフードだそうです。
そう言えばこの近辺の餅屋さんは長い餅である安永餅が有名ですが、それも持ちやすいように細長くしてあると聞きました。伊勢神宮までの道のりをこういったファーストフードを食べながら昔の人は歩いていたんですね。
お邪魔した時間が遅かったので、既にラインは止まっておりました。掃除が終わった後ですのですごく綺麗になっているのには驚きました。2時間かけて掃除しているそうです。
ラーメンの麺の製造の所には、各お客さんのお店の麺の太さに合わせたカッターの刃がずらりと並んでおりました。堀製麺さんは昔は量販店のスーパー等にも卸していたそうですが、低価格競争が激しく美味しい物よりまずは値段ありきなうどんは作りたくないとの事で、こだわりの業務店向けがほとんどになったそうです。
私が興味深かったのがこちらの白くないうどん。全粒粉入りうどん。小麦の栄養をたっぷり含んだ皮の部分を使い、健康に良い、昔懐かしい味。だそうです。
お土産にいろんなうどんやラーメンを買って来たのでうどん食べ比べを楽しませてもらおうと思います。
工場の壁に大きく開催日が書いてありますが、工場で一般の人向けに直売をするイベントを毎月開催のようです。業務向けで売ってる商品だけに一般には買う場所がないのでこういったイベントはいいですね。
うどんの文化の話から大変勉強になる工場見学ですごくよかったです。
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