新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか
北野武氏の本が話題でしたので読んでみた。
道徳を切り口に武流の考え方で解説。
漫談を読んでいるようなニヒルな視点で道徳の教科書に書いてあることを突っ込みまくって面白い。あまりにも極端すぎる考え方でそれってどうなのかというのもありますが、それは毒ガスのビートたけしと言うことで楽しく読めました。
「なぜ本を読みながら歩いていた二宮金次郎は銅像になって、スマホ片手に歩いている女子高生は目の敵にされるのか。」
下手すると自転車乗りながら必死でスマホしながら片手運転の人もいますからね。
道徳ではないのですが高校時代カトリックの高校に行っていた私は宗教倫理の授業でこの考え方ってどうなの?と言うのがありました。
例えば映画を見ることはよくないと。私の大好きな映画を否定されてショックでした。現実の世界から逃避するからだそうな。
この本を読むと道徳をこのような視点で捉える事の柔軟性も必要だなと思わせる本でした。
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