バイク編に続きまして最後の種目はラン。
まずはコースはこのような感じ。
新舞子から海岸沿いを走ってセントレア近くのマリーナまで走るハーフマラソンの距離。
バイクからランに変わる時今回一番気にしていたのがふくらはぎが吊らないかという所。毎回トライアスロンをやると、この最後でミネラル不足から足がつって全く走ルノがつらくなってしまう。これを防止する為にミネラルを前もって何度も補充していたので今回キツい痛みまでは行かなかったので良かったです。
それといろいろ考えて用意したのがエアーサロンパス。これは効きます!ふくらはぎを重点的に振り掛け足全体をアイシングをしてだいぶ楽になりました。後々まで冷えが続くのでもっと振り掛ければよかったとあとで後悔しました。隣で着替えている外人さんにエアーサロンパスの匂いでにらまれてしまい、謝って遠くに離れてました。
もう1つ今回のランで対策したのが、日焼け対策。腕はしっかり前からやってましたが、首も。そして頭の帽子も後頭部を隠すタイプを前日に購入。これでだいぶ頭の熱さを軽減できました。
今回のエイドは21Kmのコースに10カ所と大変多く非常に熱く厳しいレースで毎回頭から水をボランティアの人にかけてもらってスポンジを両手にもらい、身体や頭を冷やしながら次のエイドまで持ちこたえて走る事ができました。
常に海が見渡せる非常にいい景色で砂浜も綺麗な海岸が延々と続き、ゴールのセントレアの離発着の飛行機がはるか彼方に見えながら、いつあそこまで辿り着くんだろうと思いながらとにかく真っ直ぐ走るわかりやすいコースでした。
途中階段の所を上り下りする所は足が痛く曲がらないのでキツかったです。
このコースで本当に頑張れたのが、沿道の応援の温かさですね。こんなに暑いキツい所にずっと手を叩いて声を張り上げて応援してくれる皆さんが本当に嬉しかったです。できる限りお辞儀や返事しながら走れました。今回何度も誘惑に駆られたのがもう疲れたから歩いてしまおうと考えたのですが、それだけは絶対やめようとエイド以外常にゆっくりでも走り続けました。一度歩くとたぶん緊張の糸が切れてもう走れなくなるだろうと思ったので。せっかくここまで事故も無く走れたので最後まで走り続けようと。
エイドで嬉しかったのがコーラがあった事ですね!炭酸で喉をスッキリさせて糖分補充がしっかりできるので後半はこれがあるとよく飲んでました。補給食でこれは食べれないと思ったのがチョコバーですね。暑さでドローーン!っと溶けて胃がムカムカしそうな感じですがエイドの方が勧めてくれたのですが手が出ませんでした。
走っていると途中暑さで胃をやられた方が路上でもどされた方や、もどしている最中の方を何人か見かけました。私もこの暑さで長時間のレースなので絶対胃がやられると確信してましたので、実はスタート前に胃薬を1錠先に飲んでおいて、予備でもう1個ポケットに保険で大事に持って走ってました。結局最初の1錠でレースの間胃がむかつく事が無かったのでよかったですが、これから暑いシーズンのレースは毎度服用して望もうかと思いました。
実は走っている時に気になる事があったのですが、気にしないようにしていた事があります。それは靴づれ。足がどうも痛くたぶんそうだろうなと思って、足を確認してしまうと余計走れないと思って、気のせいと思ってなるべく足を気にしないようにしてました。エイドの度に頭から水をぶっかけてもらったので靴もビチョビチョ。これで足がふやけてしまったようです。家に帰って足を確認すると両足で6カ所ほど皮が緩んでたりめくれたりしてました。
今回のコースで嫌だったのがゴール近くのりんくう常滑周辺をぐるぐる回るコース。最後のゴール手前なんか同じ所を3回も通ってやっとゴールに辿り着けるのです。つらい場所なのに応援もいないのでちょんぼしてショートカットしたい気分になるような所でした。
そのつらいコースにやっと最後に見えるのがゴールの大歓声の晴れ舞台。これが見えたら今までいたくつらい事や痛い事が全く無くなり、一気にテンションがマックスになる。前の選手が沿道の観客にハイタッチしているのを見て私もまねしてハイタッチ。もうテンションが上がっているので前でゆっくりタッチしている人をダッシュで追い抜いた先に見えたのがゴールのフィニッシュライン。前の人を抜けばあのゴールテープを切った所を写真に撮ってもらえる!
実はいままでこういったレースの写真って買った事無かったのですが、今回写真を事前注文して前金で購入予約でゴールシーンからいろいろ私の映っている姿のデータを注文してます。本当にゴールするかどうかわからないけど、ゴールしないとこのお金ももったいないと思うので一生懸命走るのではと思ってちょっと高いですが写真を注文してありました。
そんな事でこのチャンスはもう無いかもしれないからと更にダッシュをして両手を上げてゴールテープを切って感動の瞬間を向かえれた。この前にもう1つ仕込んでいたのが写真によく顔が写るようにと、帽子を脱いでサングラスは髪の毛が落ちないように頭に掛けという準備のもと最後のゴールを目指しておりました。
ゴールテープを切ってメダルを掛けてもらえて本当に嬉しかったです。
ゴールで完走証とメダルを頂きました。
記録は
スイム:45分 バイク:2時間50分 ラン:2時間11分
合計5時間56分でした。
私はこの結果に本当に驚きました。去年走ったこれより短い半分ぐらいの距離のレースで同じ早さの比率で計算するとスイム:1時間 バイク:3時間 ラン:2時間で合計6時間と予想してました。これも短い距離を元にしているのでもっと6時間以上掛かると思って夢のような目標として考えていたのが、まず不得意なスイムからはやくゴールでき、バイクもけっこういい時間で走れ、最後のランは暑さでこれぐらい掛かってでも走れたのでよかったと。
レースの後のお決まりのゴールの舞。さすがに長時間のレースで足がパワー不足でジャンプがおぼつかないのでこれぐらいの高さでご勘弁下さい。
この後セントレアまで無料の送迎バスが出て駐車場まで運んでくれて、そこで新舞子で乗り捨てた自転車と荷物を回収して届けてくれたのですぐそのまま帰る事ができました。1600人の出場者の高級自転車をトラック輸送で届けてくれるなんて相当業者さんも気をつけないと行けないので大変だったと思います。
私は会社が桑名のビジネスホテルビーエルでセントレアのこの大会でお客さんが利用できるかの実験も兼ねて今回出場してみました。ホテルからセントレアまでは伊勢湾岸自動車道を通って1時間もかからない距離ですので、充分レースに参加できる距離感だと思いました。
このレースに参加される方が海外はもちろん、飛行機を使ってここまで来ている人の事を考えると、このように空港で開催されるアイアンマンレースというのはすごく便利な立地だったのかと思いました。
空港を使って、また名古屋という都会からもすぐ近い場所でアイアンマンレースが開催されるというのは世界的にも特殊のようです。だいたいが交通規制をしても文句を言う企業や地元の人がいないど田舎なのに、セントレアに関しては工業地帯も協力して実現できたす極特殊な大会のようです。
実際参加するまではアイアンマンのレースなんて一生参加もできないし、完走なんて毎日ストイックに練習しているすごい人しか無理な事だと思った。ちょっと前までメタボおやじだった私が勘違いして出れるようになるのだから本当にびっくりしてます。 すごく感動が味わえるレースなのでまた来年もアイアンマン70.3セントレア知多・常滑ジャパンには出たいし、更にこれより長い距離のレースにも挑戦してみたいという欲が出て来て感覚が麻痺して来た自分が恐ろしくなってます。
その前にまだ余分な贅肉がいっぱいついているので、これをスッキリさせてからじゃないと次の長いレースは完走できないでしょうね。
アイアンマン70.3セントレア知多・常滑ジャパン〜準備編〜
アイアンマン70.3セントレア知多・常滑ジャパン〜スイム編〜
アイアンマン70.3セントレア知多・常滑ジャパン〜バイク編〜
アイアンマン70.3セントレア知多・常滑ジャパン〜ラン編〜
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